~和歌山・広島の建設会社が、地域を越えて建設機械を相互に遠隔操作~
木下建設株式会社(本社:和歌山県有田市、代表取締役社長:木下 英文)は、株式会社鴻治組 (本社:広島県広島市)および株式会社EARTHBRAINの協力のもと、2026年10月15日、建設機械向け遠隔操作システム「Smart Construction Teleoperation」を活用し、和歌山県と広島県を結ぶ相互遠隔施工を実施しました。
■ 取り組みの背景
建設業では、担い手不足や就業者の高齢化が進むなか、限られた人材や設備を有効に活用し、生産性を高めていくことが求められています。木下建設は、遠隔施工を一つの現場の省人化にとどめず、企業や地域を越えて施工能力を補い合う仕組みへと発展させることに着目しました。
各社が保有する建設機械、遠隔操作設備、オペレーターの技能を相互に活用できれば、オペレーターが現場へ移動することなく、人材や設備をより柔軟に活用できる可能性があります。さらに、平常時の生産性向上に加え、災害発生時に被災地域外から施工を支援する広域的な相互応援体制(BCP)の構築にもつながることが期待されます。
■ 今回の取り組みの内容
・実施日:2026年10月15日(木)
・広域連携先:株式会社鴻治組
・使用システム:株式会社EARTHBRAIN「Smart Construction Teleoperation」
・木下建設の対象工事:R7 紀の川九度山地区上流掘削工事
・鴻治組の対象工事:令和7年度福山道路山北第4改良工事

今回の取り組みでは、和歌山県有田市の
木下建設本社と広島県福山市の鴻治組の
施工現場などを遠隔操作システムで接続
し、企業・地域を越えた相互遠隔施工に
取り組みました。木下建設では、九度山
町の施工現場を対象に、遠隔施工の活用
可能性と、災害時の広域連携に向けた課
題の検証を進めてまいります。
■ 遠隔施工と併せて試行する技術
● Sight3D:建機周囲の施工状況を見える化
建機周辺の点群やドローン点群、GNSSデータなどを活用し、周辺地形や施工状況の把握、
進捗管理につなげます。
● 安全支援アプリ:現場のリスクを見える化
現場映像などから労働災害リスクが高い場面を抽出し、具体的なリスクや対策案を確認することで、
安全活動への活用を目指します。
● ツミトレ:遠隔操作技術を見える化
積み込み作業のデータを分析し、操作の診断と改善を繰り返すことで、無駄の削減や施工速度の向上を
目指します。
■ 今後の展開
今後は、通信環境や安全管理、企業間の運用ルールなど、実運用に向けた課題を関係者とともに検証してまいります。平常時には人材・設備の有効活用や地域ごとの繁閑差への対応に、災害時には被災地域外からの施工支援に活用できるよう、企業・地域を越えて互いの施工能力を補い合う仕組みの構築を目指します。
■ 協力企業のご紹介

社名:株式会社鴻治組
住所:広島県広島市安芸区船越南1丁目2番6号
代表:代表取締役社長 檜山 典英
事業内容:総合建設業(建設工事請負、設計監理)
建築:工場/物流施設・マンション・事務所/オフィス・こども園/幼稚園等
土木:道路改良・砂防堰堤・橋梁・トンネル・河川・港湾・災害復旧工事等
ホームページ:https://koujigumi.jp/

社名:株式会社EARTHBRAIN
住所:東京都港区六本木1丁目6番1号
代表:代表取締役社長 小野寺 昭則
事業内容:建設業向けデジタルソリューション
(現場可視化デバイス、プラットフォーム、アプリケーション)の開発、
提供、保守など
ホームページ:https://www.earthbrain.com/


